こんな方へおすすめ
- 乳腺切除後に皮膚の余りが気になる方
余剰皮膚切除術とは
余剰皮膚切除術は乳腺切除後の２期的な手術として乳輪から水平方向に切開を延長し、余剰皮膚を切除し縫合します。場合により血液を排出するチューブ（ドレーン）を挿入することがあります。麻酔は切開する範囲により局所麻酔、若しくは静脈麻酔を使用します。
術後、日常生活動作は構いませんが傷に緊張がかかる動きは避けて下さい。また、体幹上肢に力は入れないよう注意して下さい。抜糸は１週間後に行います。激しい運動は２～３日は避けて下さい。喫煙も血行を悪化させ皮膚壊死のリスクが高まり、傷の治りを遅くします。飲酒は反対に血流が良くなり出血のリスクが高まるので最低でも術前の３日前より禁煙・禁酒をお願い致します。
治療について
| 所要時間 | １～３時間 |
|---|---|
| 麻酔 | 局所麻酔・静脈麻酔 |
| シャワー・入浴・洗髪 | 腰から下のシャワー浴は翌日から可。 ドレーンが入っている場合は、抜去後からシャワー可。 入浴は抜糸後より可。 |
| 経過・ダウンタイム | 2～3日は安静にしてください。 ドレーンが入っている場合は、抜けるまでは、毎日通院してもらいます。 激しい運動は術後４週間は控えて下さい。 |
| 起こりうる事 | 出血過多・血腫形成 感染 左右乳房の非対称・表面の凹凸・傷跡 胸部の知覚が鈍くなる |
